溺愛ドクターは恋情を止められない
ナースからも評判がよく、私では、とうてい太刀打ちできそうにない。
「都。ちょっと材料を取ってきてほしいんだけど」
「わかりました」
ナースの内藤さんに頼まれて、倉庫へ向かった。
地下に降りると、丁度オペが終わったこところらしく、ストレッチャーとすれ違う。
さらに足を進めると、高原先生の姿が見えた。
「高原、本当に腕が上がったな。その調子だ」
「はい。ありがとうございます」
もうひとりは小柴部長。
ということは、心臓のオペ?
私の方に歩いてきた小柴部長に小さく頭を下げさらに進むと、高原先生が私に気がついた。
「松浦、材料か?」
「はい。オペだったんですね」
いつもなら高原先生に会えるとうれしいのに、複雑な気分。