溺愛ドクターは恋情を止められない
それからボールや遊具で遊んで、お弁当を広げると、私の作った唐揚げを口からはみ出しそうなほど頬張る清春君を見て、奏多さんと笑いあった。
「ねぇ、先生と都は結婚しないの?」
突然の素朴な疑問に、手が止まる。
清春君は私達がずっと長い間付き合っていると思っているんだった。
だけど……。
「するよ」
奏多さんの返事にハッとして顔を見つめる。
「もちろん、する。都は俺の一番大切な人なんだ」
胸がジワジワと温かくなる。
清春君への返事なのに、愛を囁かれたようでくすぐったい。
「だけど、ちょっとの間、アメリカに行って勉強してくるって言っただろ?」
清春君には留学を伝えてある。
「うん」
「だから帰って来るまで、我慢だ。その間、都のこと頼むな」
「任せといて!」