溺愛ドクターは恋情を止められない
痛っ。

カーテンの隙間からチラチラと差し込む光に、自然と目が開いた。

頭が、ガンガン痛む。
こめかみを押さえながら起き上がると、見慣れない光景に目を見開いた。

ここ、どこ?


「あー!」


昨日、高原先生の家にお邪魔して、カクテルを飲んで、それから……どうしたんだろう、私。
まさか、ここは高原先生の家?


「えっ!?」

布団から出ようとして、自分の姿に驚く。

身に着けているダボタボのジャージは、きっと高原先生のものだ。
だけど、着替えた記憶がまるでない。

まさか、高原先生が?
いや、それより私……まさか高原先生と、シちゃった?

なにも覚えていないくせに、一瞬、私を見下ろす彼の姿が頭の中でフラッシュバックした。


先生は?

罪悪感でいっぱいのまま、閉められていた寝室のドアを開けてリビングをのぞいた。
だけど、人の気配がない。
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