溺愛ドクターは恋情を止められない
そんなにたくさん飲んだつもりはなかったけれど、疲れが溜まっていたせいで、きっとお酒が効きすぎたのだろう。
だけど、眠れないと思っていたのに、お酒のおかげか、ぐっすりと眠ることができた。
とにかく頭痛をなんとかしようと、薬を飲むことにした。
しばらくして薬が効いてくると、激しい後悔が私を襲う。
どうしよう……。
いくら落ちこんでいたとはいえ、いきなり男の人の部屋にきて、酔っ払って寝るなんて。
しかも着替えてるって、どういうこと?
やっぱり、そういうこと、しちゃったの?
あぁ……。なにも言い訳できない。
だけど、特に体が痛いという感覚はない。
私は未だ経験がない。
初めての時は、痛いものだと耳にしたけど……。
高校の友達は、それこそ次の日に引きずる痛みで、出血も続いたと言っていた。
だけど、今痛いのは頭だけだし、出血もない。
でも、高原先生が寝そべる私を、切なげな瞳で見下ろしている光景がどうしても頭に浮かぶ。