溺愛ドクターは恋情を止められない

「あの私、酔っ払ってしまって、なにも覚えてなくて……。そのっ、なにか変なこと言ったり……」

「やったり?」

「やったり!?」

「声でかいよ」


あぁ……やっぱり私……。


「松浦って面白いな。安心しろ、お前が想像してるようなことは、なにもない」


ホント、に?
顔を上げて先生を見つめると、クスクス笑っている。


「でも、私、着替えていて……」

「あぁ。それはお前が突然服を脱ぎだすから。一切触ってないぞ?」


先生はなにかを思い出したのか、握った手を口に当てて、おかしそうに笑う。


「だけど、記憶がないくらい酔ってるのに、ちゃんと服をたたむんだな」


あれ、自分でたたんだんだ。

いや、待てよ? ということは、着替える姿を見られたということ?
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