溺愛ドクターは恋情を止められない
「あぁ……」
落胆のあまり、溜息が出る。
他人様にお見せできるようなナイスバディではもちろんないし、これから仕事で何度も顔を合わせるだろう高原先生に、裸まで知られているとは、ちょっとした拷問だ。
「あ、ちょっとしか見てないから。慌ててドア閉めたし。それに、職業柄慣れてるから、女の下着姿位じゃ、驚かないさ」
下着まで、で済んでる?
起きたとき、ブラも外してあったから、とりあえずはホッとする。
だけど、『職業柄慣れてる』と言われても、当然私は、見られることに慣れていない。
どうしよう。やっぱり恥ずかしすぎる。
「あぁっ、あの……それじゃあ、私の上に覆いかぶさったりしてないですよね」
どうしても浮かぶあの光景を払しょくしたくて聞いたけど……。
「それは、どうだろうな」
否定、しないの?
予想に反して言葉を濁されるから、ますます焦る。