闇夜に咲く華 -舞狐録-
「ふぅ…」
そして私も着物を整えて皆のいる部屋に戻ったのだ
「まことちゃ~ん!お酌して下さい~!!」
すると総司に呼ばれた
「ひゃい。ちょっとまっておくれひゃす」
あれ?口調が…………ひゃってなんだよ。
「はい。どうひょ。」
自分の口調が可笑しい。
そして上手く喋れない。恐るべしお酒の力!!
「ありがとうございます」
あぁ。御礼を言うだなんて。
クソ方よりいいやつだ。クソ方なんて大嫌い。
変態だもん。ちょっと顔が良いくらいで調子のりやがって。
「おい、そうじ。クソ方にしかえししまひょ!!」
「え?」
「あひゃたしだよ!月狐だよ!」
「それは知ってます」
「じゃあなんでたひゅけてくれなかったんれすか!!クソ方に変な事にされたじゃないれふひゃ!!」
あぁ。前言撤回!
クソ方も総司もひでぇ奴だ
「面白そうだったからですよ。それにしても土方さんに接物されて大変でしたねぇ★」
うわぁ…覗いてたのかよ。
覗いてたなら助けてほしいよ。
「のぞいてたならたひゅけろよ!!ひどいでひゅ…(泣)」
ポロっ
そう言って滅多に滅多に泣かない私が泣き出してしまった
あぁ、やっぱりお酒の力って凄いね。
もう飲まないでおこう。
「そんなに嫌だったんですか?それなら僕が消毒してあげますよ(ニヤ)」
「え?……………んっ!!」
意味が解らなくてえ?と声を出した次の瞬間総司の顔が近付いて……………
接物された。
もう嫌だ…………………厄日だ…………
「消毒完了です♪」
そう言ってやっと唇を放してくれた。
「はい。決定!!二人とも……俺がお仕置きしてあげる……★」
ふふふ!!あはははは!!!
(とうとう、頭が逝っちゃった…dy.作者)
「「「「……………」」」」
さっきまで騒いでいた皆さんはいきなり黙った。
どうやら俺の殺気を感じ取ったのだろう