先生…ダメ?
いつもの朝の様に木村が抱きついてくる。

木村はまだ男に対して危機感を持っていない。

もう8時を過ぎていて、これから2人で車に乗るという状況で抱き着かれれば、他の男は勘違いするだろう。

「俺に抱き着いても暖かくならねーよ。」

そう言うと木村は渋々俺から身体を離した。

本当はもっと抱き着いていて欲しい。

バレたってこの高校は生徒と教師間の恋愛はOKだから何の心配も要らない。

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