空色canvas
「アオイだろ?蒼井彩耶…」
「休学中らしい…」
圭介の言葉がこだまして、俺の中にモヤモヤとしたものが残る。
サヤがここの生徒だとしてもおかしくない。
いや、そうであるほうが納得できる。
だけど同時にサヤの言葉もこだまするんだ。
君、ここの生徒だろ?
「…わかんない。サヤはここに絵を描きに来てるの」
いくつ?
「10歳だよ♪」
俺をからかっていたんだろうか…?
でも、その後の彼女の表情にどうしてもふざけてるようには思えなかった。
じゃあやっぱり違う人物…?
ぐるぐると頭の中で葛藤を繰り返す。