死んでもずっと友達だよ
浩太は夏希に手を握られたとき、夏希の手の冷たさにゾッとして悲鳴を上げた。




〈 何で夏希の手は、こんなに冷たいんだよ!

夏希、オレはお前が怖いよ。

頼むから、いなくなれよ! 〉




「浩太、私は真夜中の校舎の屋上で浩太を待ってる。

浩太は来てくれるよね」




浩太は夏希の手を振り払い、怯えながら後ずさりをした。
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