こんな私、私じゃない。でも私・・・
「美沙・・・毎日ここに帰って来いよ」

えっ!?

私は目を見開いてしまった。

今、なんて言ったの?

「今週みたいに平日の朝も夜も休みの日も美沙と一緒にいたい」

すぐるは私の手を解き、じっと私を見てる。

えっ!?

それって、それって・・・

「ここで一緒に暮らそう」

「すぐる?」

私の目はまた大きく開いていく。

「イヤか?」

私は首を振るしか出来ない、そして手で顔を覆った。

「美沙?」

あまりにもびっくりして、そして・・・涙が溢れてきた・・・

「美沙?なっなんで泣く?」

すぐるが私の顔に覆った手に触れて、涙に驚いている。

「だって、・・す、すっ・・ぐるが・・そっそんなこと・・言っ・・て・・・くれる・・なんて・・思わな・・くて・・・」

涙できちんと言えてないかもしれない。

「俺もそう思う」

そう言ったすぐるは私から離れ、隣に横になった。

私はそんなすぐるを隣から見つめた。

「俺らしくない。って俺が1番思ってる・・・木田だけじゃなくて近藤までもが会議の時に美沙の名前を出してきた。「神村さんは経理向きですね」ってそれを聞いた早川はニヤニヤ俺を見てるし、ホントにどうにかなりそうだ」

えーっとそれは・・・

「イライラするんだ。誰かが美沙の名前を出すのが・・・もうどうにも出来ない。会社ではほとんど会わないから、だから・・・」

隣から私を抱き寄せ、力強く抱きしめた。
< 135 / 214 >

この作品をシェア

pagetop