こんな私、私じゃない。でも私・・・
少し早めに駅前に行き、本屋に立ち寄ることになった。

弘樹には「もう駅前にいるから」と、駅前に着いた時に連絡していた。

本屋に入ると別々の方向へと進みお互いに見たい本の棚へと歩き出す。

すぐるも私も本屋で長居が出来、それぞれ見たいものを見るのが本屋に来た時のルールみたいなものだった。

今日はそんなに時間もないし弘樹が来たら出るので女性誌のコーナーに足を止めた。

そう言えば、私、引っ越しするんだ。

そう思ったらインテリア雑誌が目に入ったので手に取る。

荷物を置くだけって言っても少しインテリア考えたいな。

部屋を見てから考えてみようかな・・・

今のすぐるの家は変えようがないし・・・

そんなことを思っていると、弘樹からメールを受信した。

〈着いた。どこ?〉

〈本屋にいるからすぐ行く。待ってて〉

雑誌を戻し、そう返信してからすぐるを探す。

すぐるも長居出来ないのをわかってるから雑誌コーナーにいた。

〈了解〉

弘樹からの返信を受信した。

すぐるの隣に立つとすぐに気づいてくれた。

「連絡来た?」

そう言うと手に持っていた雑誌を置いた。

「着いたって」

二人で並んで本屋を出た。

< 146 / 214 >

この作品をシェア

pagetop