こんな私、私じゃない。でも私・・・
この男は!!
「おはようございます。神村さん」
管理部のフロアに入ろうとしたところで後ろから声を掛けられた。
「おはようございます」
振り向いて挨拶すると、緒方さんだった。
「あっ緒方さん」
ちょっと気まずい、土曜日の朝にエレベーターの中で会って今日は月曜日。
「言わないから大丈夫。安心して」
と、私にだけ聞こえるように言った。
「前から付き合ってるの?って聞いてたんだけど、違うって言われてたからね。エレベーターで会った時は『やっぱり』って思ったのに・・・」
前から付き合ってるの?って聞いてた?
新城さんに聞いてたの?
「二人の距離感が変わっていくのを感じてたから新城さんに聞いてたの」と、教えてくれた。
「距離感ですか?」
「そう。なんとなくなんだけどね。孝徳に話しても違うだろうって言ってたから・・・まっ飲み友って感じなのかな?」
「そんな感じです」
「そう?それならいいの。新城さん、暫く彼女いないみたいだから・・・」
緒方さんとても意味あり気に笑顔でそう言うとフロアに入っていった。
暫くって・・・私たちがご飯を食べるようになってから2ヶ月くらい。
その3日前まで彼女がいたんだから、暫くってことはないような気がするけど・・・
暫くってどのくらいだろう?
管理部のフロアに入ろうとしたところで後ろから声を掛けられた。
「おはようございます」
振り向いて挨拶すると、緒方さんだった。
「あっ緒方さん」
ちょっと気まずい、土曜日の朝にエレベーターの中で会って今日は月曜日。
「言わないから大丈夫。安心して」
と、私にだけ聞こえるように言った。
「前から付き合ってるの?って聞いてたんだけど、違うって言われてたからね。エレベーターで会った時は『やっぱり』って思ったのに・・・」
前から付き合ってるの?って聞いてた?
新城さんに聞いてたの?
「二人の距離感が変わっていくのを感じてたから新城さんに聞いてたの」と、教えてくれた。
「距離感ですか?」
「そう。なんとなくなんだけどね。孝徳に話しても違うだろうって言ってたから・・・まっ飲み友って感じなのかな?」
「そんな感じです」
「そう?それならいいの。新城さん、暫く彼女いないみたいだから・・・」
緒方さんとても意味あり気に笑顔でそう言うとフロアに入っていった。
暫くって・・・私たちがご飯を食べるようになってから2ヶ月くらい。
その3日前まで彼女がいたんだから、暫くってことはないような気がするけど・・・
暫くってどのくらいだろう?