こんな私、私じゃない。でも私・・・
男の気持ちⅡ
「姉の葵です。すぐるが『一緒に住みたいと思った人』なんて言うから会わずにはいられなかったの。平日なのにごめんなさいね」
すぐるに案内された居酒屋ですぐるのお姉さんに初めてお会いした。
葵さんはすぐるが言う前に挨拶してくれた。
すぐるから想像する通り美人。
サバサバした印象を持った。
私も挨拶をし「葵さん」「美沙ちゃん」と呼び合うことになった。
「あのマンションの話は卓からどう聞いてるの?」
今は早川さんから掛かってきた電話にすぐるはスマホを持って席を立ち、お姉さんと二人。
「あっあの・・・『代わりに住んでって言われてる』って聞いてます」
少し緊張している。
すぐるのお姉さん・・・「この子なんなの?」なんて思われたくない。
「なるほどね・・・そっか、『代わりに住んで』か・・・なるほど」
何か他に言いたげな感じだけど、全てを「なるほど」って言葉で誤魔化しているように聞こえた。
「何かありますか?」
一瞬迷ったものの聞いてみることにした。
「・・・・・・」
葵さんは何かを戸惑っているのか話し出すのを躊躇っている感じがした。
「あのマンションはね・・・」
すぐるに案内された居酒屋ですぐるのお姉さんに初めてお会いした。
葵さんはすぐるが言う前に挨拶してくれた。
すぐるから想像する通り美人。
サバサバした印象を持った。
私も挨拶をし「葵さん」「美沙ちゃん」と呼び合うことになった。
「あのマンションの話は卓からどう聞いてるの?」
今は早川さんから掛かってきた電話にすぐるはスマホを持って席を立ち、お姉さんと二人。
「あっあの・・・『代わりに住んでって言われてる』って聞いてます」
少し緊張している。
すぐるのお姉さん・・・「この子なんなの?」なんて思われたくない。
「なるほどね・・・そっか、『代わりに住んで』か・・・なるほど」
何か他に言いたげな感じだけど、全てを「なるほど」って言葉で誤魔化しているように聞こえた。
「何かありますか?」
一瞬迷ったものの聞いてみることにした。
「・・・・・・」
葵さんは何かを戸惑っているのか話し出すのを躊躇っている感じがした。
「あのマンションはね・・・」