こんな私、私じゃない。でも私・・・
でもこの場を去るのは名残惜しい。めったに会わない同級生。奈々と会うのも久しぶり。瑠美ともなかなか会えなくなる。

「元カレと話してなんか淡いものでも思い出したの?」

と、今野君が離れた後、何も言わない私に奈々は顔をのぞき込みながら言った。

「いやいや、違う違う。彼氏に会いたくなっちゃった」

「あー良かった。彼氏いるんだね。彼氏はって聞いたらはっきり言わなかったから気になってたのよ」

彼氏って言っていいのかな?

「ちゃんと彼氏なんでしょうね?」

と、凄く明るく『良かった』って言ってたのに今度の口調は真剣で凄く低い声だった。

「えっ?」

「不倫とか彼女がいる人とかそんなんじゃないでしょうね?」

なんて言えばいいんだろう?

「違うよ。そんなんじゃない」

「ホントに?」

「ホント」

「じゃいいけど、美沙は不倫とか遊びとかは無理なタイプだからね。マジメな人と付き合うのが一番よ」

と、新城さんとの付き合いはダメって言われてるみたい・・・知らないのに・・・

新城さん・・・・・・

そう思うとまた、ぎゅっと締め付けられるような気持ち。

私、どうするんだろう?

どうしたらいいんだろう?

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