こんな私、私じゃない。でも私・・・
すると休憩室に木田主任が入ってきた。

「ちょうど良かった。神村さん第３にコーヒーを７つお願い出来る？」

第３とは第３応接室のこと。

「はい。わかりました。メンバーは？」

管理部の人ならブラックかどうか把握してるので聞いてみた。

「部長と課長３人と俺とプロジェクトから早川と誰か。頼むな」

と、言い残し木田主任は休憩室を後にした。

私はそれからコーヒーの用意をする。

部長と経理と総務の課長と木田主任、早川さんはブラック、人事の課長はミルク２つ入れないとコーヒーが飲めない人だ。あと一人は新城さんだったりするかな。新城さんはブラックだけど、他の人の場合もあるから砂糖とミルクは持っていこう。

コーヒーを７つカップ入れ、一つにミルクを２つ入れて混ぜる。

混ぜたマドラーは持っていかない。

以前聞いたことがある。ミルク入れないと飲めないって割と恥ずかしいって。なので入っていることがわからないようにする。

お盆にコーヒーを乗せて新城さんじゃない時の為に砂糖とミルクとマドラーを持っていく。

休憩室を出て、第３応接室へ。



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