こんな私、私じゃない。でも私・・・
定時を過ぎてフロアを後にした。さっき新城さんからショートメールが届いていた。
〈7時半に Sieg Mond で〉
忙しいんだろうな。いつも遅いのにこんなに早く上がって大丈夫かな?
〈お疲れ様です。お忙しいようならもう少し遅くても大丈夫ですが・・・〉
すぐに返信が届いた。
〈いや、今日は大丈夫だから、7時半に〉
〈わかりました。では7時半に〉
そう返信をしてスマホをバッグにしまい、隣のビルの本屋に少し立ち寄ることにした。
今は社労士の本だよね。
本屋に到着して3階へとエスカレーターで上がろうとした時に、バッグの中でスマホが鳴っている気がしてバッグの中からスマホを取り出した。
新城さんからの着信。
とりあえず2階まで上がり、エスカレーターの上で小声で応答する。
「はい」
---悪い。また急用が入ってしまった。
新城さんがまた何か言ってる。
えっ!?
さっきまでは7時半にって言ってたのに・・・
「わかりました」
私はそれだけ言うとスマホを終了させた。
うん。
まだ大丈夫。
すぐに新城さんから着信があった。でも出なかった。
そして電源を落とした。
〈7時半に Sieg Mond で〉
忙しいんだろうな。いつも遅いのにこんなに早く上がって大丈夫かな?
〈お疲れ様です。お忙しいようならもう少し遅くても大丈夫ですが・・・〉
すぐに返信が届いた。
〈いや、今日は大丈夫だから、7時半に〉
〈わかりました。では7時半に〉
そう返信をしてスマホをバッグにしまい、隣のビルの本屋に少し立ち寄ることにした。
今は社労士の本だよね。
本屋に到着して3階へとエスカレーターで上がろうとした時に、バッグの中でスマホが鳴っている気がしてバッグの中からスマホを取り出した。
新城さんからの着信。
とりあえず2階まで上がり、エスカレーターの上で小声で応答する。
「はい」
---悪い。また急用が入ってしまった。
新城さんがまた何か言ってる。
えっ!?
さっきまでは7時半にって言ってたのに・・・
「わかりました」
私はそれだけ言うとスマホを終了させた。
うん。
まだ大丈夫。
すぐに新城さんから着信があった。でも出なかった。
そして電源を落とした。