こんな私、私じゃない。でも私・・・
そう思ってお皿を重ねたりしているとリビングのドアが開き、早川さんが入ってきた。
「あっいいよいいよ。後はするから、早く行った方がいいよ」
早川さんにそう言われてお言葉に甘えることにした。
「じゃすみません。ありがとうございます。緒方さんによろしくお伝え下さい」
バッグにスマホを入れ、リビングのドアの方へと歩き始めた。
「あっ神村さん。酔った勢いで日頃言えないことをちゃんと言うんだよ」
「えっ!?」
「明日は記憶がないって感じでいいから、言えないことを言った方がいいよ」
私は早川さんが言おうとしていることがわかったので、微笑んだ。
「わかりました。ありがとうございます。お邪魔しました」
きっと私が新城さんに言いたいことを言えていないと思ったのだろう。その通りだけど・・・
廊下を歩いている時にスマホが鳴った。さっきマナーモードを解除していた。
相手は新城さん。
「はい」
---早川の家の前にいる。早く出てこいよ。
「あっ遅くなってごめんなさい。すぐに行きます」
通話を終了させて早川さんに「前にいるみたいなので」と、言いながら玄関先まで歩いていく。
「じゃちょっと新城さんをからかおうかな?」
と、早川さんが面白そうって顔で先に玄関を開けた。
「あっいいよいいよ。後はするから、早く行った方がいいよ」
早川さんにそう言われてお言葉に甘えることにした。
「じゃすみません。ありがとうございます。緒方さんによろしくお伝え下さい」
バッグにスマホを入れ、リビングのドアの方へと歩き始めた。
「あっ神村さん。酔った勢いで日頃言えないことをちゃんと言うんだよ」
「えっ!?」
「明日は記憶がないって感じでいいから、言えないことを言った方がいいよ」
私は早川さんが言おうとしていることがわかったので、微笑んだ。
「わかりました。ありがとうございます。お邪魔しました」
きっと私が新城さんに言いたいことを言えていないと思ったのだろう。その通りだけど・・・
廊下を歩いている時にスマホが鳴った。さっきマナーモードを解除していた。
相手は新城さん。
「はい」
---早川の家の前にいる。早く出てこいよ。
「あっ遅くなってごめんなさい。すぐに行きます」
通話を終了させて早川さんに「前にいるみたいなので」と、言いながら玄関先まで歩いていく。
「じゃちょっと新城さんをからかおうかな?」
と、早川さんが面白そうって顔で先に玄関を開けた。