こんな私、私じゃない。でも私・・・
「彼女は?」

彼女がいたら彼女と過ごす・・・

「今はいない」

「どのくらいいないんですか?」

「3日くらい?」

3日?

って言うことは先週の金曜日には彼女がいたってことだ。

ええっ!?

「どうして別れたんですか?」

「別れた理由?」

「はい。参考までに伺おうと思って」

「参考までにね・・・結婚したいって言われたから」

なるほど。

この人、結婚したくない人なんだ。

「新城さんって結婚を考えたことないですか?」

「結婚ね・・・どうかな」

「教えてくれない感じですか?」

「教えてほしい?」

「はい」

「いつかね」

いつかっていつだろう?

「神村さん、彼氏は?」

絶対聞かないようなことを聞かれた。

そういうことに全く興味なさそう。

「興味ないですよね?」

「聞かれたから聞いてみた」

やっぱりね。

「今はいない」

新城さんと同じ言い方をしてみる。

「どのくらい?」

言われると思った。って言っても私がさっき聞いたことだ。

どのくらいいないんだっけ?

えーっと・・・・・・

「3年」

「へぇ~3年?20代から30代の貴重な時にいなかったの?」

「ほっといてください」

私の年齢知ってるんだ。

ええ、そうですよ。貴重の時にいませんでしたよ。3年前に別れた人と結婚したいなんて思ってた。

結婚出来ると思ってた。

結婚したかったなぁ~

「元カレを思い出してる感じ?」

図星を指され私は慌てたけど、割と冷静だった。

「まさか」

思い出してるなんて言いたくない。

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