こんな私、私じゃない。でも私・・・
「上がりますか?」

と、私のマンションの前で車を停めた新城さんに聞いてみた。

「いや、今日はやめとく。今度ゆっくり・・・」

そうなんだ。

お昼を作ろうかなぁ~って思ったりしてたけど・・・

「ベッドを見たら押し倒しそうだから」

と、言われた。

ええっ!?

私は一瞬、新城さんを見たけど、どう返したらいいのかわからずにいた。

「いい?」

と、続けて言われて、首を横に振る。

「そうだろう?」

にやっと笑っている新城さん。

でもイヤじゃないかもって思ったりするけど・・・

「じゃ少し待っててください。30分くらいいいですか?」

着替えて、少し化粧して、用意してって30分でも間に合うかどうか・・・

「あっゆっくりいいよ。少し車走らせてくるから・・・用意出来たら連絡して」

「わかりました。ありがとうございます。じゃまた後で」

車を降りて発進する車を見送った。

気を遣わせてしまった。

でも嬉しい。

顔がにやけそうになる自分を我慢した。

明日の会社の準備ともなると割と大荷物。

改めて新城さんの家に泊まりに行くって・・・なんか彼女になったって感じ。

一人でにやにやしている自分がいる。

新城さんの彼女になったんだ。

嬉しすぎる。

どうしよう・・・嬉しすぎる。
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