ひまわりの約束ー君だけを、ずっと。[完]
「ハァ、ハァッ……」
陸斗くん、歩くスピード速いよ……。
「待ってって言ってるのに……ハァッ……ハァ……」
そうあたしが言うと、彼はやっと立ち止まってくれた。
息を切らしながら陸斗くんの顔を横から覗き込むと、彼は冷たい瞳であたしを見つめた。
「……なに?」
言葉の雰囲気も、いつも以上に冷たく感じるような低い声。
陸斗くんに無視されたり、冷たくされるたびに、胸が苦しくなるけど。
それでも、あたし。
頑張るって決めたから。
だって、好きになっちゃったんだもん。
だから冷たい態度になんか、負けない。
「一緒に帰ろっ?」
そう満面の笑みであたしは言ったけど、陸斗くんは無視して先に歩きだす。