ひまわりの約束ー君だけを、ずっと。[完]
「ねぇー、ずっと待ってたんだよぉー?ねーってばぁ」
「…………」
「陸斗くんの家ってどこ?」
「…………」
「ねぇー、聞いてるー?」
「……ツイてくんな」
低い声で冷たく言い放った陸斗くんは、学校近くのバス停で急に立ち止まった。
「陸斗くんてバス通学なんだねっ。知らなかったぁ」
「うるせぇな。早く自分ん家に帰れよ」
いつも以上に冷たい……というか、不機嫌そうな陸斗くん。
さっき図書室にいるときは、冷たいけど普段と変わらない様子だったのに。
何か機嫌が悪くなるようなことでもあったのかなぁ?
「……いつまで横につっ立ってんだよ」
あたしはニコッと笑う。
「バスに乗るところ見送ろうと思って」
何か言いたげな顔をした陸斗くんだけど、顔を背けた彼は、諦めたようにため息をこぼした。
「あっ!」