ひまわりの約束ー君だけを、ずっと。[完]
「まだ10代だもーん。子供だもーん」
「はいはい」
「シャボン玉、楽しいのに……」
そう寂しげにうつむいてあたしが言うと、彼は何も答えずに、先に歩き出した。
「あ、ちょっと待ってよぉ」
顔を上げたあたしは、慌てて彼のあとを追いかけていく。
「待ってってばぁー。一緒に帰ろぉー!」
走り出してすぐに、あたしは自分のカバンを昇降口の階段に置きっぱなしにしたことに気づき、急いで取りに戻る。
「陸斗くん、待ってってばぁーっ」
どんどん先に歩いていく彼を。
オレンジ色の夕日に照らされた彼の背中を。
今日もあたしは必死に
追いかけていく――。