あの日の雪を溶かすように
その時だった。 気の弱そうな男性は、きっといままでで一番大きな声をだしただろう。

と、同時に、アリスは反省していた。 

「危なぃッ・・・・!」


   そっか。   車も、バイクも、  速いんだった。


冬の夜って、 どうしてこうも暗いのだろう。
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