年下*デイズ【短篇】
結局あたしがカルボナーラとサラダ全部を作った。
だって二人共、包丁持ったまま言い合いするから危なっかしいんだもん……。
「「「いっただっきまーす」」」
やっぱ、一人よりたくさんで食べる方が、全然楽しいよね。
「…ごめん、味濃い?」
「すっげぇ美味い。先輩、料理上手かったんだ…意外」
意外って何さ。
意外って。
「光、見た目ぶきっちょそうだけど、料理はうまいんだよな」
見た目ぶきっちょそう…だとっ?
「晴輝、デザートあげない」
「え!やだ!」
「晴輝のばぁかっ」
「光ちゃん、ゴメンネ?」
体をくねらせる晴輝を見て、あたしと千秋くんは爆笑した。
うん、やっぱ楽しいや。