俺のそばから離れるな‼︎


「俺、オヤジに言ったことはウソじゃねーから。さくらを好きな気持ちは、マジで一生変わらないっていう自信がある」



「う、うん……」



あとに続く言葉がわかって、悲しい気持ちになる。


わかってたことだけど、離れたくないって心が叫んでいた。



「さくらが夢を叶えたその日……絶対迎えに行くから」



悲しくて切なげな声に、どうしようもなく涙が溢れた。



私だけじゃない。


私と同じように、奏も寂しいんだ。


離れたくないと思ってくれてるんだよね……?



「信じて待ってて欲しい」



「……っ」



奏の顔が涙で滲む。


私は大きく頷いて返事をすることしか出来なかった。


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