俺様紳士の恋愛レッスン
「あのっ! 私も手伝います!」
見兼ねた私は、二人が並ぶキッチンへと向かった。
「そんな、お客様に手伝わせることなんてできません!」
「でも私だけ待ってるの嫌なんで!」
「つーかエン、包丁握れんのかよ」
「バカにしないでよね! 私だって料理くらいしますぅー!」
「はっ、嘘くせー」
「ちょっと十夜、失礼すぎない!?」
「思ったことを言ったまでだ」
「むっかー!」
先程のことを根に持っているのか、いつもの3割増しで不躾(ぶしつけ)な態度を向けてくる十夜。
優愛さんとの対応の差に、シンプルに腹が立つ。
「どーせさっきもコンビニで弁当買おうとしてたんだろ?」
「んなッ……!?」
「はい図星」
「きょ、今日はたまたまだもん! そうだ、優愛さんは信じてくれますよね――」
視界から彼女が消えたのが先か、ゴトンと鈍い音が響いたのが先か。
口争いに夢中になっていた私たちは、優愛さんの一瞬の変化に気付けなかった。
見兼ねた私は、二人が並ぶキッチンへと向かった。
「そんな、お客様に手伝わせることなんてできません!」
「でも私だけ待ってるの嫌なんで!」
「つーかエン、包丁握れんのかよ」
「バカにしないでよね! 私だって料理くらいしますぅー!」
「はっ、嘘くせー」
「ちょっと十夜、失礼すぎない!?」
「思ったことを言ったまでだ」
「むっかー!」
先程のことを根に持っているのか、いつもの3割増しで不躾(ぶしつけ)な態度を向けてくる十夜。
優愛さんとの対応の差に、シンプルに腹が立つ。
「どーせさっきもコンビニで弁当買おうとしてたんだろ?」
「んなッ……!?」
「はい図星」
「きょ、今日はたまたまだもん! そうだ、優愛さんは信じてくれますよね――」
視界から彼女が消えたのが先か、ゴトンと鈍い音が響いたのが先か。
口争いに夢中になっていた私たちは、優愛さんの一瞬の変化に気付けなかった。