俺様紳士の恋愛レッスン
「あ、ごめんね! プロポーズみたいになっちゃったけど、今日は僕の意志を伝えたかっただけで!」



慌てて取り繕うかのように、真っ赤になった顔を机に向け、額の汗を拭うタカちゃん。

私はブラウスの裾をギュッと握り締め、必死に手の震えと闘っていた。


何か言わなければならないのに。

何も、言葉が出てこない。



「エンちゃんの意志もあるし、っていうか……」



タカちゃんはきゅっと唇を結び、私を見据えた。

気まずそうに笑うタカちゃんを見て、とてつもなく、嫌な予感がした。



「エンちゃん、他に気になってる人いる?」

「ッ!!」



ドッドッとこれ以上なく脈打つ鼓動。

言葉を失った私の無言は、イコール肯定の意。

タカちゃんは「そっか」と笑みを強くする。

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