俺様紳士の恋愛レッスン
家に着くと布団へ力無く倒れ込み、うつ伏せのまま鞄を手繰り寄せてスマホを取り出す。

電車の中でも届くことのなかったメッセージは、やはり今見てみても届いていない。



「なんなの、もう」



愚痴と一緒にスマホを布団へ投げ捨てた。


既読が付いてから、もう6時間以上が経っている。

仕事が忙しいだけなのか、それとも単純に答えに困っているのか。


考えたところでもやもやが募るだけで、メッセージが届くわけでもない。

このままだと化粧をしたまま寝てしまいそうなので、気怠い身体を何とか起こし、バスルームへと向かった。



シャワーを浴び、幾分がスッキリした気持ちで再び寝室にやってくると、投げ捨てたスマホを拾い上げる。



「……え」



画面には着信履歴が1件。

十夜の番号からだった。

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