俺様紳士の恋愛レッスン
「――ありがとうございますッ! あの、これはどこに!?」
「トイレ清掃の方が届けてくれたんだよ。何度か震えてたんだけど、使い方が分からんでねぇ」
高ぶる私に反して、のほほんと笑うおじいさん。
そのギャップに安堵が押し寄せて、せり上がる涙が溢れそうになり、慌てて深くお辞儀をして管理人室を後にした。
オフィスに飛び込み「ありました!」とスマホを高々と掲げると、一斉に皆が肩を落とす。
「エンー! よかったぁー!」
「すごいな茅野、どうして分かったんだ!?」
「昼休み後と定時後には必ずトイレ清掃が入ります。電源が落ちていないということは水没の可能性はありませんし、何より」
「そんなことより! エン、時間!」
萌の一喝にはっとして、画面を見た。
スマホをなくしてから既に30分以上が経っていて、ざっと頭の中で計算してみるけれど。
「トイレ清掃の方が届けてくれたんだよ。何度か震えてたんだけど、使い方が分からんでねぇ」
高ぶる私に反して、のほほんと笑うおじいさん。
そのギャップに安堵が押し寄せて、せり上がる涙が溢れそうになり、慌てて深くお辞儀をして管理人室を後にした。
オフィスに飛び込み「ありました!」とスマホを高々と掲げると、一斉に皆が肩を落とす。
「エンー! よかったぁー!」
「すごいな茅野、どうして分かったんだ!?」
「昼休み後と定時後には必ずトイレ清掃が入ります。電源が落ちていないということは水没の可能性はありませんし、何より」
「そんなことより! エン、時間!」
萌の一喝にはっとして、画面を見た。
スマホをなくしてから既に30分以上が経っていて、ざっと頭の中で計算してみるけれど。