俺様紳士の恋愛レッスン
「――なるほど。確かに言ってることは正論だし、否の付けどころもナシ。
だけどこれを全部実行したところで、エンは本当に別れられてたのかは正直ギモン」

「どうして?」

「人間はロボットじゃないじゃないからね。どんな行動にも必ず感情がついてくる。
特にエンは99%が感情でできてる子なんだから、そもそも情をなくすなんて不可能だよ」



私を理解し、心に寄り添うような言葉だ。

萌が女神に見えてくる。



「だけどエンが本能バカだってことは、片柳さんもよーく知ってるはずだよねぇ」

「本能、バカ……」



前言撤回。



「それを踏まえた上で、片柳さんはもっと違う何かを伝えたかったんだと思うんだけど……」



萌は再び探偵のようにうぅんと唸ると、画面を何度もスクロールする。

< 295 / 467 >

この作品をシェア

pagetop