俺様紳士の恋愛レッスン
「片柳さん、どうぞこちらへ……」
「ありがとうございます」
コツ、カツ、と音色の違う足音が通路に響いて、より虚しさを煽る。
何か会話を、と考えて、ふと思った。
十夜に『タカちゃんと別れることになった』ということを、報告すべきだろうか。
しかし伝えたところで、「だから何?」「俺はもうお前のコンサルタントじゃねぇんだよ」などと、突っぱねられるオチしか浮かばない。
「そ、外、雨降ってないといいですね」
とりあえず間の繋ぎにと、あからさまにどうでもいい天気の話題を振ってみる。
「そうですね」
「も、もう、早く梅雨明けてほしいですね!」
「はい」
「あ、私、昔から梅雨は嫌いでー!」
「はは」
……空振り三振、ゲームセット。
「ありがとうございます」
コツ、カツ、と音色の違う足音が通路に響いて、より虚しさを煽る。
何か会話を、と考えて、ふと思った。
十夜に『タカちゃんと別れることになった』ということを、報告すべきだろうか。
しかし伝えたところで、「だから何?」「俺はもうお前のコンサルタントじゃねぇんだよ」などと、突っぱねられるオチしか浮かばない。
「そ、外、雨降ってないといいですね」
とりあえず間の繋ぎにと、あからさまにどうでもいい天気の話題を振ってみる。
「そうですね」
「も、もう、早く梅雨明けてほしいですね!」
「はい」
「あ、私、昔から梅雨は嫌いでー!」
「はは」
……空振り三振、ゲームセット。