俺様紳士の恋愛レッスン
「とぅ……やァ、ッ」



ボディラインをなぞる指。

惑わし、焦らすように滑っては、奥深くに眠っている官能を探り当て、弄ぶ。


彼の手によって日々開拓されていくこの身体は、羞恥の意志とは反して、小刻みに震える。



「ふっ……ン、ッ」



彼に抱かれて初めて知った、極上の感覚。

耐え難い快楽に抗って、背を反らし、声が漏れぬようにと唇を噛む。

そんな私を涼しい顔で見下ろす彼は、意地悪く微笑み、甘く囁く。



「円華」



――ズルい。

普段は絶対に名前で呼ばないくせに、彼はベッドの中でだけ、私の名前を呼ぶ。



「ズル、い……んンッ」

「何が?」

「ひぁッ」



私が反論を試みると、彼の指は口封じの如く、更に弱いところを攻め立てる。

仄暗い部屋には愛撫の音が厭らしく響いて、自分のはしたなさに羞恥の涙が浮かんだ。

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