青空の下月夜に舞う 3
ーーひゅっ……
息を飲むのとほぼ同時だった。
腕を掴まれて、私の体は思いっきり前に倒れる。
滑るように移動したのはお互い。
私達の間にあった距離はもう一ミリもなく。
左頬には、まだ乾ききってない、祐也の髪を冷たく感じ……ーー背中を抱きしめるのは。
優しくも、力強い。
意外にも筋肉質なんだと、嫌でも自覚するーーーー祐也の腕。
「お前が。心配してくれんなら、怪我すんのも悪くねえって。柄にもねえ事考えてる」
声が。
私の体にダイレクトに伝わってくる。
顔を見なくても分かる。
祐也はふざけてこんな事はしない。
いつもの調子なら、突っぱねるのに。
出来ない。