青空の下月夜に舞う 3
口に出したいけど、体が固まって。
心臓はドキドキしまくって痛いぐらいだし、口も開く事が出来ない。
「お前が戸惑うと思って、言うの迷った。でも、もう無理」
最高潮に高鳴る心臓。
抱きしめられた腕が、私の背中を僅かに移動して。
ビクン、と体が反応する。
「俺が、怖いか」
ーーあ。
今の反応に、一瞬不安げな声を出した祐也。
こうやってやられるのが、恐怖を感じてると思ったのか。
腕が少し緩む。
私は慌てて、首を横に振ると、「そか」と小さく呟いた。
祐也を怖いと思った事はない。
この状況に私の頭が付いていかないのは事実だけど、さっきのはそんなんじゃないと、数回首を振った。