青空の下月夜に舞う 3


***


「カレーパン買ってこい」

「……」


教室に入った私に、何も言わず、昼休みの始まりのチャイムと共に口にしたのは、もちろん祐也。


コイツ。

昨日の夜は幻を見たのか?

何も変わっちゃいねえ。
教室に入ると、向けられる視線は昨日と大差なく。

セナが私に話しかけて来ることもない。


それはもう仕方の無いことだと割りきるしかない。

でもね。

昨日の今日で。私あんたに対して緊張したんですけど?!


「一人で行くの?」

「何甘えてやがる」


私の事、好きなんだよね?

好きな人にこんな態度取るの?
寧ろ好きだからなのか?


私めちゃくちゃ痛いやつみたいだよ。脳内が。
< 116 / 294 >

この作品をシェア

pagetop