青空の下月夜に舞う 3
「おーい。買ってきたぞー」
教室に戻ると、購買に行く前と変わらない体勢の祐也に声をかける。
寝てんのか?起きてる?
袋を軽くぽす、ぽす、と頭の上に乗せてみると、ムクリと起き上がり、今日初めて顔をちゃんと見た。
「あ……」
「部室裏行くぞ」
何かに気付いた様な声を出した私に、祐也が被せ気味に言った。
立ち上がり、早歩きで教室を出ていく後ろ姿を追う。
目的地に着いて腰を下ろすと……
やっぱり。
目の横。アザがくっきり出来てる。
昨日は分からなかっただけだったんだ。
一晩経ってびっくり。
「痛い……?」
「痛くねえよ」
嘘だ。押したら絶対痛いよ、それ。