青空の下月夜に舞う 3

「おーい。買ってきたぞー」


教室に戻ると、購買に行く前と変わらない体勢の祐也に声をかける。

寝てんのか?起きてる?


袋を軽くぽす、ぽす、と頭の上に乗せてみると、ムクリと起き上がり、今日初めて顔をちゃんと見た。


「あ……」

「部室裏行くぞ」


何かに気付いた様な声を出した私に、祐也が被せ気味に言った。

立ち上がり、早歩きで教室を出ていく後ろ姿を追う。






目的地に着いて腰を下ろすと……

やっぱり。


目の横。アザがくっきり出来てる。

昨日は分からなかっただけだったんだ。
一晩経ってびっくり。


「痛い……?」

「痛くねえよ」


嘘だ。押したら絶対痛いよ、それ。
< 118 / 294 >

この作品をシェア

pagetop