青空の下月夜に舞う 3
「お前らしく笑えって意味だよ」
「お前らしく、がぶっさいくって事だよね。上原くん」
問題発言だよ。
自分の顔のレベルは知ってるつもりだ。
今まで産まれてからずっとこの顔と付き合ってきたんだから。
派手でもなく、薄くもなく。
可愛いなんて絶対言えない顔だよ。
自分が一番分かってるけどさ。
「それ普通さ……」
「“好きなヤツに言わなくねえ”ってか?残念だな。相手がお前だからな。諦めろ」
……照れるところなのかさえ疑問。
包まれたラップを丁寧に剥がしながら、焼きそばパンを口に運ぶ様子を睨み見る。
はあ。
でもこれが、祐也なんだよね。
私もゆっくりとおにぎりを出すと、海苔を破らないように慎重にビニールを引っ張った。