青空の下月夜に舞う 3






「麻衣ちゃん足速いんだね」




来月の体育祭に向けて、今日の体育は体力測定。

一通り終わって、キャハキャハとはしゃぐ女子の輪には当然入れず。

木陰で涼んでいたら、偶然にも隼人が話しかけてきた。


「隼人はまだ走ってないの?」

「俺まだ走れないの」

「あ……」

「半分仮病」

「ちょっと!!」


心配したし!

もう普通に歩いているけど、確かにまだ走れないと言われればそんな感じ。


「いいよねー。女子のハーフパンツ」

「うわ。隼人もそんな人なんだ。引く」

「男はみんなそうだよ」



あはは、と笑いながら話す。

でも本当に隣のクラスだったんだね。

周り見てないって、そりゃ言われてもしょうがないや。
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