青空の下月夜に舞う 3
しかも体操服着てないし。
祐也もTシャツに制服のズボン履いたまま。



「体育祭ダルいよねー」

「そう?隼人リレー選抜されるかもよ」

「俺今年は走らないやつ限定だから」

「マジでズルい!」


爽やかに笑ってるけど、そうは見えない。
まあ、仕方ないんだけど、やっぱりズルい。


「あ、祐也走るよ。次」


グラウンドを見つめて声にした隼人に、私も目線を前に向けた。

本当だ。アイツちゃんと走るのか?
そもそも制服だよ?
絶対ノロノロ走るよ。


男子と女子は分かれて体力測定をするため、ここからだと全体が見渡せる。


「注目されてんじゃん。俺も髪赤にしようかな」

「え」

「いや、冗談だから」


そんな言葉を尻目に。女子の視線が注がれる男子ライン。

前の人達が走った後、祐也の番になり、その姿をみてるのは私達だけではなかった。
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