青空の下月夜に舞う 3
その時。
「おーーーい!ゆーーやーー!!」
「!!」
いきなり隼人が大きな声を出したから、思いっきり体がびくついた。
え!何!どうしたの。
目を丸めて隼人を見ると、笑みを浮かべていて。
名前を呼ばれた本人はダルそうにこちらを見ていた。
「麻衣ちゃんが、リレー選抜に選ばれたら良いことしてやるってー!!」
「はあああ?!」
「パンツの為に本気で走れよーー!!」
「言ってない!言ってないから!」
良いことって何。
パンツって何!!?
勝手に何いっちゃってんの、コイツ!
その言葉を聞いた本人を見ると、涼しげに笑っていて。
まさかね。いや、まず無理だよ。
うん。そうだ。あれは、無理だってサインだよ。
「ば、馬鹿だなって思ってんじゃないの……?リレー選抜に選ばれるってまず無理、」
「知らないの?アイツめっちゃ速いよ?」