青空の下月夜に舞う 3
直接的にどうにかしてくれるんじゃなくて、この感じが私には楽なんだと思う。

とても普通だとは言いにくい人達だけど。


「ふふ。落ち着きますね、この家は」

「むさ苦しいけどねー。騒がしい奴らばっかだ」

「それがいいかもしれませんね」

「えー。南はいいけどぉ」

「はいはい。それは分かってます」

「えぇ?!麻衣ちゃんもさゆりみたいに南の話だしたら、そんな風になっちゃうの?!」


さゆりさんもこんななんだ。
いや、きっとリカさんやカナさんもそうだろう。

好きなのは分かってるけどね。
凄く仲良いし。


そろそろ上がろうか、と。
二人して湯船から上がると、脱衣場の時計を見て驚いた。

「一時間も入ってたね。私達。あはは」

そんなに入ってるとは思わず。

また目を合わせて笑った。

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