君までの距離
やがてプロデューサーを交えての会議が始まり、ダメ出しされた箇所を直すという作業を何回か繰り返してOKがでれば印刷して俳優さんに配られる。
アタシが高遠さんに近づきたくて選んだのは、そんな仕事だ。
ただ高遠さんが好きで付き合うのなら、こんなことしなくて良かったのかもしれない。
アタシは高遠さんが居る世界を知りたかったし、出来ることなら力にもなりたかった。
そして考えて考えてこの道を選んだ。自分の持っているもので少しでも役にたつものがあるなら、なんとか利用して少しでも高遠さんに近づきたかった。
自分の力で輝いている高遠さんのそばに居られるなら、どんな努力もするつもりだった。