Believe*Future
side流輝
俺はあの時見た結愛ちゃんの目が忘れれなかった。
あの時俺だけでも、信じてあげてれば結愛ちゃんが傷つくこともなかったんだ。
だからといって今信じてないわけじゃない。俺はこれからも結愛ちゃんを信じていくつもり。誰がなんと言おうと。
だって、結愛ちゃんはこんな俺の話を真剣に聞いてくれた。
俺の過去の話を……
それに結愛ちゃんは堀江美雨乃が来てから我慢してきたのを見てきたし、心の優しい彼女が嘘をつくはずがない。
「はぁ……。」
透「リキ…りき、流輝。」
「び、びっくりした!」
透「考えごと。」
「うん、まぁ。」
透「結愛のこと。」
「…!?」
透「……俺は信じたい。」
「透。」
透「あの女は裏がある。
あの女より結愛の方が信じれる。」
「俺は、何があろうと信じる。
結愛ちゃんと約束したから。
俺、結愛ちゃんの所行ってくる。」
透「今回は譲る。」
俺は急いで結愛ちゃんを探しに走った。
side流輝end