Believe*Future
あの日から私のいじめはもっとエスカレートしていた。
そのいじめは女子だけでなく、龍月の下っ端までが私をいじめるようになっていた。
ううん、学校全体が私を対象にしていた。
そして、今私は堀江美雨乃と女子の仲間達に連れられて、定番の校舎裏に居る。
美「いつになったら、学校辞めるの?」
女1「本当だよねw
生徒全員に標的にされているのにw」
女2「学校来ないで欲しいんだけど。
あんたの顔見たくないの。」
女3「もしかして、いじめられてることに気づいてない?w」
女2「もっとやっちゃう?w」
私を囲んでいる、女子達が私を蹴り始めた。
堀江美雨乃は傍観者だった。
私は声を出さず、痛みと苦しみに耐えていた。
美「声を出さない、コイツなんかもうイイ。そろそろ戻るわよ。」
堀江美雨乃が言うと他の奴らはその言葉を聞き、蹴るのを止めて、校舎へと向かい始めた。
けど、堀江美雨乃は私に近づき、1発殴り、こう言った。
美「あんたは、ただの生け贄だったけど、アイツらはアホなくらい私を信じた。ボソッ自分達のチームが襲われることを知らずにねw」
「龍月が欲しかったんじゃないの?」
美「欲しかったよ。
でも、私は欲張りなの。
龍月より強いチームと手を組むのは当たり前でしょ?」
私も、彼らもこの女に騙されていたんだ。