坂道では自転車を降りて
「あいつ、調子に乗り過ぎ。」
噛み付きそうな顔でメグが言う。
「あまり悪く言わないでよ。私の彼なんだから。」
「本当にいいの?あんなやつで?夜の公園に置き去りにするわ、学校で事に及ぼうとするわ。本気であんたが好きなのか、疑うわ。」
「でも、ケダモノ扱いはやめてよ。あの時は私がいいって言ったの。」
「あんたもあんたよ。なんでいいとか言っちゃうの?」
「ごめん。その、勢いで。よく分かってなかったから。」
「それに、なんでまた暗い公園なんかについてっちゃうのよ。」
「昨日も私が連れてってって言ったの。」
「はぁ?」
「昨日は、ちゃんと大事にしてくれたよ。」
メグは呆れた顔でしばし言葉を失っていた。
「。。。。もう、ジョーがいいなら、いいけどさ。」
「私、神井くんは怖くないし、嫌でもない。何をされてもいいよ。」
「いや、良くないから。もっと自分を大事にしなさいよ。
それに、あいつが怖くないなら、ジョーは何が怖かったの?」
「神井くんが怖かった訳じゃないの。自分が、自分じゃないみたいで嫌なの。自分が怖いというか。」
「ふーん。まあ、なんとなく分からないでもないけど。ジョーは晩生だもんね。でもそこがジョーのいいところなんだから、大事にしなよ。そういうのって、相手に合わせて急がないほうが良いと思うよ。」
「そうなのかな。」
「神井はちょっとしんどいだろうけどね。」
「それは、困る。」
「いいじゃん。待たせときなよ。その方が見てて面白いし。笑。」
「。。。。」
噛み付きそうな顔でメグが言う。
「あまり悪く言わないでよ。私の彼なんだから。」
「本当にいいの?あんなやつで?夜の公園に置き去りにするわ、学校で事に及ぼうとするわ。本気であんたが好きなのか、疑うわ。」
「でも、ケダモノ扱いはやめてよ。あの時は私がいいって言ったの。」
「あんたもあんたよ。なんでいいとか言っちゃうの?」
「ごめん。その、勢いで。よく分かってなかったから。」
「それに、なんでまた暗い公園なんかについてっちゃうのよ。」
「昨日も私が連れてってって言ったの。」
「はぁ?」
「昨日は、ちゃんと大事にしてくれたよ。」
メグは呆れた顔でしばし言葉を失っていた。
「。。。。もう、ジョーがいいなら、いいけどさ。」
「私、神井くんは怖くないし、嫌でもない。何をされてもいいよ。」
「いや、良くないから。もっと自分を大事にしなさいよ。
それに、あいつが怖くないなら、ジョーは何が怖かったの?」
「神井くんが怖かった訳じゃないの。自分が、自分じゃないみたいで嫌なの。自分が怖いというか。」
「ふーん。まあ、なんとなく分からないでもないけど。ジョーは晩生だもんね。でもそこがジョーのいいところなんだから、大事にしなよ。そういうのって、相手に合わせて急がないほうが良いと思うよ。」
「そうなのかな。」
「神井はちょっとしんどいだろうけどね。」
「それは、困る。」
「いいじゃん。待たせときなよ。その方が見てて面白いし。笑。」
「。。。。」