坂道では自転車を降りて
「今日はちゃんと来てる。昨日はメールくれたんだ。電話には出てくれなかったけど。大丈夫だ。と思う。いや、頑張る。」
「本当に、大丈夫ですか?」
「分からない。気になるなら、お前はお前でやってくれていいよ。今から教室覗いて行けば?」
「良いんですか?」
「良いも悪いもないよ。もう俺に遠慮しなくていいよ。」
「そんなこと。」
「でも、変な友達を紹介したりするなよ。絶対に。」
「スミマセン。」
織田は少し考えて、彼女のクラスの方へ向かった。そうだ。俺も一緒に行こう。2人で彼女のクラスへ行くと、彼女はいなかった。廊下から覗いていると沼田が出て来た。
「今、言いに行こうと思ってたんだ。さっき気分が悪くなって、保健室に行った。朝から顔色悪かったらしい。」
「え、大丈夫なの?」
「大した事はないって、付き添った子が戻って来てる。保健室で寝てるらしい。」
また保健室か。ここのところ、立て続けだ。大丈夫なんだろうか。
「保健室ですか。」
織田は俺の方を少し見て、だったら出直しますと言って教室に戻って行った。
織田を見送った後、俺は保健室へ向かった。このまま授業を受けてもあまり頭に入りそうにない。