しあわせのかたち
そして、お開きとなり、酔ってふらついている私は、弥生に支えられながらお店の外に出る。


はぁ……

結局、今日も碓井主任と話せなかったな。


私はお店の前のガードレールにもたれながら、大きくため息を吐く。


にしても、さすがに飲み過ぎたかな。


意識はちゃんとあるし、気持ち悪くはない。

だけど、さすがに飲み過ぎた感はある。

帰ったら、そのままベッドに行きそうだな……


なんて思いながら、ボーっとしていると、いつの間にか碓井主任の所へ行き、何か話していた弥生が私の所に戻って来るのが見えた。


「碧、帰るよ」

「ヤダ」


だって今日、碓井主任と話していない。

って、気付けば、碓井主任はもういなくなっているし……


そう思うと、私は涙目になってきた。

きっと、お酒の飲み過ぎで涙もろくなっているのだろう。


「ヤダって……。とりあえず、行こう」


弥生は同僚達に帰る事を告げ、嫌がる私を駅の方へ連れて行く。


< 113 / 147 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop