しあわせのかたち
恋の予感
無事、月末の残業地獄も終わり、通常業務に戻る。

残業もほとんどないから、仕事終わりはいつもの様に、同期達と飲みに行っていた。

歓送迎会の日。

阿部と言い合いになり、しばらくの間は少し気まずかったけど、今はもう普通に話している。


あの時、何であんなに機嫌が悪かったのだろう。

何で、私がキレられなきゃいけなかったのだろう。


正直、疑問に思うが、阿部もその事に触れないから、私も特には聞かなかった。

その話に触れ、阿部にまた意味も分からずキレられるのは嫌だし。

それに、聞いても阿部はきっと教えてくれないだろう。

そう思うと、私もその事を特に深くは考えなくなった。


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