君色ドラマチック
やがて、舞台は照明に照らされ、各グループの作品を着たモデルがひとりずつランウェイを歩き出す。
あとふたり。あとひとり。
自分たちの番が来る。
祈るように両手を合わせてモニターを見守っていると、そっと結城が私の肩を抱いてくれた。
その瞬間、同じような色ばかりに見えていた画面の中に、目の覚めるようなブルーのドレスが現れた。
私たちのドレスだ。
肩とデコルテを出した、すっきりとした上半身に、バルーンのように膨らんだスカート部分。
アクセントとなる白のリボンが、ところどころについている。
後ろの大きなリボンの下には、ランウェイいっぱいに広がるトレーン部分。
観客席の歓声が聞こえる。
光に照らされたモデルが、誇らしげに歩く。
その様子を見ていたら、思わず涙が浮かんできた。
こらえようとしたけれど、喉も目頭も熱くて、抑えられない。